「巨象は踊る」
三人の石工がいた。
一人目の石工に質問した。「あなたは何をしているのですか?」
その石工は答えた。「石を積んでるんだよ」
二人目の石工に質問した。「あなたは何をしているのですか?」
その石工は答えた。「壁を作ってるんだよ」
三人目の石工に質問した。「あなたは何をしているのですか?」
その石工は答えた。「城を作ってるんだよ」
この本の中では、三人目の石工のような意識を、
末端の社員にまで行き届かせることが素晴らしく、
それによって素晴らしい会社となることができる。
っていうオチなんだけど、
俺にはどうしてもそう思えないんだよ。
石を積むのもいいんだよ。
壁を作るのもいいんだよ。
城を作るのもいいんだよ。
でっかいとか、ちいさいとか、
目的があるとか、ないとか、
そんなことよりも、、
要は、それをやってる人がそこに満足できているのか、
そこに喜びを見出せているのか、
っていうことが、ずっと大事な気がするんだよ。
石を積まずに、壁は作れず、
壁を作らずに、城は作れず、
城を作るのに、石を積むわけだから。