シドニーを読んだ。

雨のせいで自転車通勤ができない。DSです。
中目黒から会社のある大崎までは自転車で行けば、15分もかかりません。


さて、村上春樹さんのシドニーを読みました。

シドニー!


僕はこのオリンピックのことを、高橋尚子さんの金メダルとしか覚えてないんだけど、
実際にシドニーに行き、開会式から閉会式まで3週間、
オリンピックを観戦した村上春樹さんのこのルポを読んでも、そんな感じだった。


つまり、僕も村上春樹さんも、オリンピックがそんなに好きじゃないんですね。ははは。
まったく興味がない。


もちろんひとつひとつの競技にはドラマがあるし、
選手が背負っているもの、出した成果にはものすごい価値があるんだと思う。
だけど、それは僕には関係のないことだ。それは彼の(彼女の)ビジネスであって、僕のではない。
けれど、世界中の人が注目し、莫大なお金と時間をかけ、
この地球上で最も才能と努力にあふれた人間によって行われるレース(競技)には、
なにかしらがあるに違いないと思って、村上春樹さんも現地に出かけたに違いない。


村上春樹さんがまったく興味がなさそうなもの(実際に非常に退屈だったみたいだ)を、
どんなふうに記述するのかだけに興味を持って、僕は読みました。
おそらく退屈だろうなと思っていたけど、予想通り退屈だった。
僕がこの本で学んだことは、

  • オーストラリアのサーファーはつねに鮫に襲われるリスクと戦いながら波に乗っている


ということぐらいですね。
でも、オーストラリアには一度行ってみたいなと思ったし、
オリンピックを開会式から閉会式まで見るという経験をしてみたいと思った。
そんなお金を自分の財布からはとてもじゃないけど出したくはないけど。