電子書籍になったらいいなと思うもの、思わないもの

ゴッサムシティ。ダークナイト、DSです。
とりあえず、観たい映画は「トイ・ストーリー3」。


最近、キンドルが非常に気になっていまして、
iPadじゃなくてキンドルなんじゃないかと思っていたんですが、
最近、「画面が小さなiPadが発売される」という噂もあり、
「それ、なんてiPhone」と思っていたんですけど、それあるな、と思い始めました。
僕の中では、キンドルのカラー液晶ってことなんですけどね。
いや、でも、やっぱキンドルかな。うーん。


というわけで、個人的に、電子書籍になると「思うもの」と「思わないもの」に分けてみることに。
(個人的な願望も含まれます)
まあ、それで「思うもの」が魅力的なものしか残らないのであれば、
キンドル的なデバイスを買う価値もあるのかなと、そんな思考実験を。

電子書籍になると「思うもの」

  • 新聞

僕は紙でも取っていないが、運送コスト、印刷コストによって単価が低くなり、
記事のクオリティが保たれれば、取る可能性はあるかも。

  • 雑誌(一般誌)

いまでさえいいと思った記事はスキャンして残しているので、
最初からデジタルだと便利。
アメリカはなんで定期購読だと一冊1ドルくらいなのに、日本は高いんだろう。謎。
お給料の違いなのかしら。
まあ、でも買う雑誌なんて、ほぼ趣味の雑誌だけですけどね。
手元にとっておきたい雑誌なんて本当にないよ。

  • マンガ雑誌

これがおそらくキラーのひとつ。
いちいち買いに行くのめんどくさいのと、大人になってまで買うのがちょっと恥ずかしいのと、
読み終わった後の処理に困るので、電子化して欲しい。安くもしてほしい。

  • グラビア・写真集

そしてこれがもうひとつのキラー。
マンガ雑誌とほぼ同じ理由。桃色コンテンツもここに含まれるだろう。
そしたら、クレジットカード認証とかで、
都議会とか大人のみんながやりたいと思っている年齢規制もきちんとできるじゃん。
まあ、タスポみたいに親が貸したりしちゃうんだろうけど。
でも煙草なんかより、ずっと気まずいよね、借りるの。

  • 文庫・新書

もともとそういうものだよね。普通の本が持ち運びづらいから生まれたものだし。
どんどん電子化して欲しい。文庫の段階では、コストはほぼなくて、
刷れば刷るほど利益になるはずだから(古典とかはとくに)、
「売れない!」「若者の活字離れは深刻だ!」とか言っちゃう前にやっちゃえばいいと思う。
まあ、そうなったときに出版社から販売されてなくても、なにも構わないんだけど。
版権切れたものはどんどんやればいい。

  • 教科書

重いし、高いし、4年もすれば要らなくなるし。
本当に、電子化してほしかった・・・・。
うらやましい、デジタルネイティブ

電子書籍になると「思わないもの」

  • 漫画単行本

これはなってもらっては困る。
表紙とか背表紙とかあるしさ。
別に価格求めてないし。
クオリティはさ、やっぱ欲しいじゃん。作品を買ってるわけだしさ。
410円で買えるものとしては、非常にバリューが高いよね。ほんとに。

  • 超大人気作家の著作

例えば、村上春樹さんの本とか。
こういうのは集めてる人もいるだろうし、やっぱ紙で読みたいってのもあるよね。
これは、単行本と文庫版の関係性に近いですよね。


というわけで、わりとあっさりと決まった。
僕の中では、


「紙である価値があるもの」=「儲かっているもの」


という図式でだいたい整理ができるようだ。
まあ、いろんな考えあるでしょうけど、
正直、電子書籍になると「思うもの」を見る限り、電子書籍デバイスは当分は必要なさそうだ。
今、既に買ってないものがほとんどだし、図書館で閲覧できる物も多い。


ということで、やるんだったら、早めに書籍を電子書籍にしていかないと、
みんながこのままどんどん読まなくなって行って、無くなっちゃうんじゃないの?って言っておこう。
電子書籍市場が興るっていうのは、非常に出版界にとってチャンスだと思うんだけどなぁ。
なんか逆の反応の人が多いような気がしている。